2025夏 広町のヤゴ
写真と情報提供:樋口真子・押上真一
鎌倉広町緑地は山と谷が入りくんだ谷戸と呼ばれる地形が何ヵ所もあり、山からの絞り水など湧水が一年中枯れない小川を作っています。
その豊かな水は昔からの田んぼや畑にも利用され、たくさんの生き物が暮らしています。
水の恩恵を受けながら水中で暮らしているヤゴについてご案内します。
鎌倉広町緑地では1年間に約30種のトンボが見られ、トンボの幼虫はヤゴと呼ばれ水の中で暮らします。
トンボの種類によって、田んぼや池や川などいろいろな場所で暮らしています。
広町緑地に住んでいるヤゴたち
死んだふり
何種類かのヤゴは、捕まえた時や手に乗せた時に死んだように固まって動かなくなります。
これを擬死(ぎし)と言います。
足を縮めて体をそらして固まっています。
水の中に入れるとしばらくして元にもどります。
広町緑地は住宅地の真ん中にある自然の森の孤島です。
生き物の調査の時は色々な生き物を採取して観察しますが、その後はそっと元に戻します。広町緑地では採取、持ち帰りは禁止です。 飼いきれなかった生き物の放流、放置も禁止です。
持ち帰りはもちろん、持ち込まれたものの影響で環境が変わり、減ってしまうものもたくさんいます。
写真:小坂泰子
広町の田んぼ周辺でカエルの姿になります。
カエルになったあと湿地そばの林や草むらで暮らしています。
アマガエルと同じ緑色ですが、アマガエルのように目の横に黒いラインはありません。
写真:樋口真子
鎌倉広町緑地には多くの種類のシダ植物が見られます。
小竹ヶ谷を歩くと谷いっぱいのシダ群が見られます。
ほとんどイノデの仲間です。
恐竜時代にタイムスリップしたような風景です。