2026春 ウグイスとメジロ
写真:押上 真一
梅が咲く頃に「ホーホケキョー」梅の木にいるあの鳥が嗚いているのかな?と思って見つけるのは、 くすんだ緑色で目の周りに白い縁どりがある鳥。それはメジロです。 ウグイスではありません。 では、 ウグイスとはどんな鳥なのでしょうか。と鳴く鳥はウグイスだと知られています。 でも、 実際に見たことはあるでしょうか。
ウグイス
別名「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれるウグイス。「ホーホケキョ」と鳴くあの声はさえずりといい、 繁殖期だけのもので、 メスヘのアピールや縄張りを主張するだめの声です。 その時期には高い場所にとまってさえずります。 ウグイスは地昧なベージュ色をした鳥で、 とても警戒Iらが強く、人前に姿を見せることはあまりありません。 繁殖期が終わってもいなくなるわけではなく、ササやぶの中で暮らしています。 その頃は「チャッ、 チャッ」という地嗚きだけになります。
ウグイスの巣
ササやぶに住むウグイスは、 ササの茎や葉を使ってやぶの中に巣をつくります。 広町緑地のようにアズマネザサが多い場所は、ウグイスにとって居心地がよいのでしょう。 春の繁殖期になると、緑地のあちらこちらのやぶから「ホーホケキョ」と声が聞こえてきます。
メジロ
花の少ない冬、 公園や庭先でウメやツバキの花が咲いている場所に、 蜜を吸いにやって来るのでよく目にとまります。 庭木の枝1こ巣をつくることもあり、 あまり人間を怖がるような性格ではないようです。 冬は平地で花の蜜を吸って暮らしますが、 暖かくなると山へ移動し、果実や虫などを食べて生活します。 メジロの細くとがったクチバジや小さな体は、 花の蜜を吸うのに適しています。 そしてメジロのさえずりはウグイスよりも長く複雑です。 地嗚きは「チー」「チーチー」と高い声で嗚きます。
メジロの巣
樹木の二股に分かれた小枝1こクモの糸を利用してハンモックのように形づくり、 コケやジュ口、 ススキ、 ビニー ルひも、 糸などを利用して作られています。 外敵から狙われにくい人家の近くに巣をつくり、 人の生活で利用されるものを使って暮らしています。
※広町緑地の管理事務所内でウグイスとメジロの巣を展示しています。
広町緑地にだくさんの鳥だちがやってくる理由には「環境」があります。
広町緑地には適度1こ手入れされださまざまな濃境があり、 それによって多くの種類の草木が育ちます。
そのあかげで鳥たちは巣材を集めやすく、 木の実や虫などの食べものを得ることができます。
また、 里山は森にも人家にも近い場所です。 花の少ない冬でも、 人家の庭にはツバキやサザンカなどの花が咲いています。里山の空間は、 多くの生き物にとって大切な場所です。
人だけでなく、 鳥たちにとっても居心地のよい里山を、 これからも維持していきたいと思います。
アサヒナカワトンポ
写真:押上 真一
4月ごろから見られるトンボです。広町緑地の川のほとりで見られます。
オスは縄張りを持っているのでほぼ同じ場所で見られます。オスにはハネや体の色に個体差があります。
キブシ
写真:樋口真子
まだ花の少ない3月ごろから見られる樹木の花です。
プドウの房のような垂れ下がっだ黄色い花をだくさんつけます。